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珍しい円形ヒビ

本日のウィンドウリペアご依頼は、ホンダ NBOX のオーナー様。

運転席側の端の方、黒い枠の付近に丸いヒビ割れがあるとのご相談です。

フロントガラスの端に半円状のヒビが発生しています… (*_*)

拡大して詳しく見てみましょう。

ルーペで拡大しています

この割れ方は「プレッシャー・リング」と言い、強く押し込まれた時にできるヒビ。飛び石被害の中では珍しい割れ方です。

他のヒビと比較した特徴は、主に以下の3点。

●石が当たった「衝撃点」部分のガラス表面が大きく欠けて飛んでしまっているケースが多い

●リング状に見えるヒビは内部の隙間が大きく、線と言うよりは「帯状」に空間が発生している

●ヒビがガラス内部だけでなく表面に達している(通常は内部に発生するので表面を触っても引っ掛かりなどはありません)

このヒビのリペア、断られることがほとんどだと思います。その理由は・・・

①リペア樹脂を入れるには衝撃点の上に専用器具をセットしますが、このように大きく欠けていると器具をセットすることができない。

②ヒビが表面に達しているため樹脂を圧入しようとしても樹脂が漏れきてしまい、圧入すること(樹脂を先端まで浸透させること)ができない。

③こうした割れをリペアした経験が無いので、方法が分からない。

ということで、かなり特殊なリペアができるノウハウを持った店舗でないと厳しいです (^^;)

しかも今回はただでさえ厳しいと言われがちなガラスの周辺部分なので、オーナー様も

「端から1cmくらいなんですけど・・・やっぱ厳しいですよね??」

と仰っていました。

いえいえ、当店なら大丈夫です!!

ヒビの特徴として通常の割れ方よりも痕跡が残りやすい(目立つ)ですが、リペア自体はできますのでご安心下さい (‘◇’)ゞ

ルーペで拡大しています

1時間程の施工で、このように仕上がりましたー (^^)/

手間がかかるし使う樹脂も多い…というけっこう大変な作業ですが、無事にきちんとリペアできました。

これで「ガラス交換」せずにこのままお乗り頂くことができますね。

通常は厳しいリペアでも、「なぜ難しいのか」「どんなリスクがあるか」「リペア後どのようになるか」といった点をきちんとご説明差し上げご理解頂いたうえで、できる限り施工しております。

全体が硬貨で隠れる程度までのサイズであれば(今回はそれより大きかったですが)ほとんどのケースでリペア可能ですので、飛び石被害でお困りの際はお気軽にご相談下さい (^^)

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