BLOG 施工報告など
12.262021
ガラス上部に花びら状のヒビ割れ

本日のウィンドウリペアご依頼は、ホンダ ステップワゴン のオーナー様。
飛び石被害により、フロントガラスの中央上部、ルームミラーやセンサーが付いている付近に割れが発生しているとのご相談です。

大きな面割れが2つ重なっているようです (*_*;
拡大して詳しく見てみましょう。

石が当たった「衝撃点」が2カ所あり、それぞれから大きな面割れが発生しています。
特に下の方が大きく、線ヒビと面割れが組み合わさった「花びら状」のヒビ割れになっています。
花びら状のヒビは線ヒビの本数が多く、線ヒビと線ヒビの間の面割れも大きいケースが多く、かなり重症な部類。
したがってリペア後に残る痕跡も比較的目立つケースが多いです。
しかも今回はそれが2つ重なり合って発生しているという複雑なヒビ (-_-;)
2つの打点がガラス内部のヒビで繋がっていると、一方の打点から樹脂を入れても他方から樹脂が出てしまい圧入できないので、2打点ヒビ特有のリペア方法を駆使して樹脂を入れていきます。
それにしても全体のサイズが大きいので、隅々まで樹脂を浸透させるのがなかなか難しい…
さすがに「すんなり」とはいきませんでしたが、1時間半程の施工時間できちんとリペアすることができました (^^)/


樹脂が隅々まで行き渡り、きちんと硬化させることができました (‘◇’)ゞ
しっかり施工できれば強度が高まるだけでなく、このように見た目も大幅に良くなります。残る痕跡は衝撃点だった部分と線ヒビだった部分の透明な線だけ。
一般的には「ガラス交換です」と言われがちな激しいヒビでしたが、きちんとリペアできたのでこのまま安心してお乗り頂けます。
ウィンドウリペアはガラスの隙間を樹脂で固める処置なので「施工すれば絶対に悪化しない」とまでは言い切れませんが、そのまま放置するよりも格段に悪化リスクが低減し、ほとんどのケースで車検に通るようになります。
飛び石は、どんなに気を付けていてもまたいつ飛んで来るかわからないもの。
毎回ガラス交換では大変なので、
●リペア対応できるものはリペア
●そもそもリペアできないサイズのヒビが発生していたりリペア後に悪化してしまった場合はガラス交換
というふうに選択して頂くのがお勧めです。
飛び石被害に遭ってしまったら、悪化してしまう前にできるだけお早めにご連絡下さい (^^)
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