BLOG 施工報告など
6.192022
ドア前方に深くて鋭い凹み

助手席ドアの前方に凹みができてしまったとのご相談です。

ドアの前方はツールが届きにくい位置なのでリペアできないケースも多い場所。しかも、デントリペアの中でも難しいと言われる「鋭い芯を持つ深い凹み」。金属の性質上、芯の部分は変形による力で硬化してしまっているので、どんなに条件良くリペアできたとしても゛ポチッ”と痕跡が残る凹み方です。
凹みのさらに前方には「ヘムライン」と呼ばれる縦向きの線が見られますが、これはパネルの周辺部分が凹んだ際にドアの構造上発生してしまう鉄板の折れ線です。一度できてしまうとデントリペアでは消すことができない線なので、これもキレイにしたい場合は「板金再塗装」または「ドア交換」での修理となります。
まずはツールが届くのか(デントリペアできるのか)どうかを確認したところ、どうにか裏から押すことができそう。
多少の痕跡は仕方が無いのでデントリペアでできる限り施工して欲しい、というご意向でしたので早速リペア開始です (‘◇’)ゞ
かなり難しいリペア、何度も心が折れそうになりますが、そこは「できる」と信じて少しずつ少しずつ…


凹みを見るための専用ライトで照らして撮影していますが、自然光で見るとここまでクッキリ見えないので、さらに目立たないと思います。
オーナー様も
「え?もうほとんど分からないじゃん!」
と、ご納得頂けたご様子 (^^)/
今回のように、リペア後に痕跡が残ることが明らかな凹みについては必ず事前にお伝えし、それでもリペアするかどうかご判断頂いてから施工しております。
ちなみにこちらの施工でおよそ2時間程度でした。他の修理方法と比較して短時間で済むのもデントリペアならではの特徴ですね。
知ってて良かった、デントリペア♪
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