ドアプレスラインに強烈ドアパンチ

本日のデントリペアご依頼は、マツダ CX-8 のオーナー様。

運転席ドアにドアパンチ被害とのご相談です。

ドアハンドルのすぐ近く、プレスランがかなり深く凹んでいて、当てられた際にできたと思われる塗装傷が点々と縦に見られます ( ;∀;)

プレスラインが凹むとその上部が逆に盛り上がってしまうのが特徴で、今回もかなり飛び出てしまっています。リペアの際にはまずこの出っ張りから修正していく必要があります。

さて「リペアできるかどうか」ですが、ドアの窓枠から下10cmくらいまでは裏に補強の鉄板があり、今回のような位置は裏から押せないケースもあります。

こうした深い凹みや塗装傷のある凹みは引っ張り出して直す「プーリング」という手法が使えないので、リペアするには裏からきちんと押せることが絶対条件。

実際にリペアツールを差し込んで確認・・・さて、どうでしょうか??

ちょうどプレスラインのあたりまで補強があって、凹みの下3分の1くらいしか押せません…

でも押せないと直せないので、なんとかならないものかと補強の隙間に差し込んで使うツールをグリグリ差し込んでみると…なんとか押せそう。ギリギリですが (^^;

裏から押せるといっても凹み自体がかなり深くて強烈なので、簡単な施工ではありません。

さらにこちらの車種の前席窓ガラスは“強化ガラス”ではなく“合わせガラス”です。合わせガラスはフロントガラスと同じような構造で、2枚の薄いガラスの間に樹脂が挟まっています。強化ガラスのように強くないので、差し込んだリペアツールが強く当たると割れてしまいます。私達は割れないように工夫して施工しますが、知らずに作業をするとガラスを割ってしまう可能性があるので、ネットでツールを買ってDIYは避けた方が良いです。

 

ものすごくタイヘンでしたが2時間ほどの施工で完了、プレスラインが元に戻りました (^^)/

「ドア交換」や「板金修理」と判断されがちな凹みでしたが、デントリペアで対応できたことによって再塗装やパテ埋めはナシ、短時間で凹みが消えました。

デントリペアについて詳しくは、
こちらのページ→「凹みを直す」
こちらのページ→「デントリペアとは」
こちらのページ→「この凹み、デントリペアで直る?」
もご参照ください。

デントリペアで直せるかどうかは裏側の構造などにより左右されますので、ご来店いただき実際にツールを差し込んだりして確認を行います。

いつの間にかできていた凹みやドアパンチ被害などの軽微な凹み(今回は重症でしたが 汗)でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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