特殊な形状の飛び石ヒビ

本日のウィンドウリペアご依頼は、トヨタ アルファード のオーナー様。

フロントガラス中央上部の自動ブレーキカメラ付近に飛び石ヒビ。しかも特殊な形状 (*_*;

「プレッシャーリング」と呼ばれていることもある円弧状のヒビで、フロントガラスが強い力で押し込まれた際に発生することが多い形状。もっと酷い場合には円弧が延びていって、最終的には大きな円になることもあります。

このヒビの最大の特徴は、ガラスの端まで長く伸びてしまう「ロングクラック」というヒビと似た構造になっていること。通常のヒビはガラス内部にトンネルのように発生するのですが、ロングクラックはヒビがガラス表面に達しているのでガラス表面を爪でなぞると引っ掛かりがあります。

リペア方法も通常の直し方では直らないので、ロングクラックの直し方を知っていて、それに対応できる器具や樹脂も必要。

したがって、「リペア不可なのでガラス交換してください」と言われてしまうことが多いヒビでもあります。

 

↑ルーペで拡大しています

およそ1時間の作業でリペア完了です (‘◇’)ゞ

隅々まできちんと樹脂で埋め固めたので強度が高まり、悪化リスクは大幅に抑えられました。

このタイプはヒビが表面に達しているのでリペア後に痕跡が見えやすいのですが、それでもかなり目立たなくなりましたね (^^)/

今回のように特殊な形状や大きなヒビは対応できるケースと不可能なケースとがありますが、全体が硬貨やペットボトルの蓋で隠れる程度までのサイズであればほとんどのケースでリペアできます。

※飛び石ヒビのリペアについて詳しくは、こちらのページ→「飛び石ヒビのリペア」もご参照ください。

飛び石ヒビは、放置すると悪化して大きく(長く)なってしまうことが多いのですが、「いつ悪化するか」が分からないのが厄介なところで、1週間放置しても大丈夫なこともあれば、翌朝見たら悪化していたということもあります。

早くリペアしておくに越したことはないので、飛び石被害に遭ってしまったらできるだけお早めにご連絡ください。

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