縁に近い位置に放射状ヒビ

本日のウィンドウリペアご依頼は、トヨタ VOXY のオーナー様。
飛び石被害により、フロントガラスの端に近い位置にヒビ割れが発生しているとのご相談です。

Aピラーから5~6cmくらいの場所に、かなり複雑な形状の飛び石ヒビです (>_<)
フロントガラスの縁に近い場所はリペアできるところがなかなか見つからなくて困ってしまう位置。当店を探し当てていただけて良かったです。
石が当たった「衝撃点」を中心に、丸く見えるガラス内部の剥離面割れと、たくさんの放射状線ヒビが発生。こうした複数の形状が同時に発生しているヒビを「コンビネーション・ブレイク」と言います。
サイズ感は、ギリギリ硬貨で隠れるかなという感じ。
太くて長いものや細くて短いものも含めて線ヒビが非常に多い割れ方ですが、こうしたヒビをリペアすると、単純な形のヒビよりも痕跡が残りやすい傾向があります(どの程度の痕跡になるかはヒビの形状次第です)。このまま放置すると悪化してしまうことは目に見えている状況なので、すぐにリペアに取りかかります (‘◇’)ゞ
発生している全てのヒビの先端まで確実にリペア樹脂を圧入しなければいけないのですが、今回のようにたくさんの線ヒビがある場合「ほとんどのヒビには樹脂が入っているのに1本だけ入っていかない」ということもよくあり、あれこれと工夫をして時間がかかってしまうケースも。今回はどうでしょうか…


無事、一発で樹脂が浸透しました (^^)/
これで強度が高まり、急遭悪化リスクは最小限に抑えられした。ガラス交換を回避できたので、このまま通常通りお乗りいただけます。
中心部に透明な痕跡が残りますが、それでも見た目もかなり目立たなくなりましたね!
ガラスの縁に近いヒビや、黒い枠の部分のヒビ、複数の線ヒビを伴う複雑な形状、2打点のヒビなどは、「リペアできません(=ガラス交換)」と言われてしまいがちですが、当店のような“リペア専門店”なら対応できます。
悪化して5cm、10cmという長さになってしまうとさすがにリペア不可ですが、全体が硬貨やペットボトルの蓋で隠れる程度までのサイズであればほとんどのケースでリペアできます。
※飛び石ヒビのリペアについて詳しくは、はこちらのページ→「飛び石ヒビのリペア」もご参照ください。
ヒビを放置していると、いつどのタイミングで悪化してしまうか分からないので、ヒビを見つけたらできるだけお早めにご連絡ください。
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