とにかくタイヘンな鉄板…

本日のデントリペアご依頼は、フォルクスワーゲン GOLF のオーナー様。
助手席ドアにドアパンチ被害の凹みが複数あるとのご相談です。

これは・・・ ( ;∀;)
ドアパンチ被害によってプレスラインが大きく潰れ、プレスの頂点部分は塗装が削り取られてしまっています。大きく凹んだことで鉄板が寄ってしまい凹みの上方が逆に膨らんでしまっているのもお分かりいただけますでしょうか。
こうしたドアパンチ被害、プレスライン部分でももちろんリペア可能なのですが、こちらの車種(GOLF7)は非常に硬くて薄い鉄板が使われていて、従来の鉄板とリペア難易度を比較すると桁違いに大変。。。
とにかく硬くて〝粘り”というか〝柔軟性”のような性質が少ないため、デントリペアで復元していく作業がしにくい鋼板。
軽量化のためなのか成形しやすいとかの問題なのか他の車種や国産車でもよく使われるようになっている鋼板ですが、いざ「直す」となると、板金修理でもデントリペアでも非常に厄介な素材です (-.-)
さらにフォルクスワーゲンやアウディの特徴的なプレスラインは従来のものよりもかなり鋭角で鋭い(=硬い)ので、今回の凹みは「硬い鉄板」と「鋭いプレスライン」のダブルパンチ。これはデントリペアの中でも最強レベルの凹みと言って過言ではないかと…
なんて言っていても仕方が無いので始めます (^^;


頂点部分は塗装が削られてしまっているのでそこは仕方がないとして、凹みはリペアして無事プレスラインが復活。周囲の歪みや出っ張りも修正。
このほかにも同じプレスラインに軽度な凹みが数か所あり、そちらも全てリペアを行い合計3時間程度の施工でした (^-^;
この鉄板&このプレスラインは何度やっても大仕事ですが、オーナー様に喜んでもらえると思うとまた頑張れます。
いつの間にかできていた軽微な凹みやドアパンチ被害などでお困りでしたら、実際に拝見してデントリペアで対応可能かどうか確認を行いますので、まずはお気軽にご相談ください。
知ってて良かった、デントリペア♪
この記事へのコメントはありません。